ドラッカー翁曰く、
「公営の学校や病院は、予算から支払いを受けて事業を行う公的サービス機関である。このようなサービス機関に必要なものは、所有は社会化するが競争は行わせるということである。」
「この種の機関には、監督や規制が必要であっても、マネジメントは独立した機関が行うことが望ましい。」
競争するといっても、学校ごとの全国共通テストの成績の良し悪しでないことは自明。
方法はいろいろあるだろうが、校長を中心とし、保護者や地域住民、有識者、もちろん教諭を巻き込んで、学校内においてマネジメントを行う必要性を説いている。
病院にあっても、患者のニーズに対応するのはもちろん、医師、技師、看護師、事務局により課題の抽出、解決策の模索など、自律的にマネジメントを行う必要がある。
いずれの場合も校長や院長のリーダーシップが求められる。そもそも100%正しいという選択肢が見つかることの方が稀有。ベターなソリューションを選択し、総力を挙げて実施し、誤っていると感じたら止めることができるリーダー。必要な情報を提供できるスタッフが求められる。