熊本市現代美術館での魔法の美術館。最終日とあって人ヒトひと・・・。7割が子供たち。思い思いにインスタレーションの数々を楽しんでいる。
人気があったのは、「キネクトを使った影に命を吹き込むようなインスタレーション」「フェイスペインティング」「ミニチュア列車からのライトで描かれた影絵」大人も子供も「おお〜っ」「すげえ」って言いながら楽しんでたのが印象的。
自分の世代の子供時代には、もちろんこんな場はなかったのだが、奇しくも思い出したのは、盆提灯をクルクル回して走馬灯を影絵にして遊んでいたコト。特別なものは何もなかったが、いろんなモノを元にして新しい遊びを作り上げる才能を磨く。それこそ子供の持つ才能から導き出される所為。
とはいえ、都市化の弊害として、裸足で野山を駆けずり回り、海に飛び込むというような機会を持つことが叶わない子供達が激増している中、こういうデジタルをうまく使って彼らの脳に「どんな仕組みでやってる?」「これを応用した異なる作品が作れる。」と思わせ、考えさせるコトは重要。
ショッピングモール、ラウンドワン、コンビニ、ネカフェ、ドンキなんていう便利プレイスと、LINE、DS、カカオなどの便利グッズを子供達に与えて「考え工夫する機会」を奪ってしまったせめてもの罪滅ぼしだから。